1月22日理事のお天気だより(理事長:井田寛子)

1年で最も気温の低い大寒に入り、冷え込む日もありますが、昼間の時間は少しずつ長くなり、初春の空気を感じるようになったように思います。
近所ではハクモクレンのつぼみがみるみる膨らみ、アジサイの冬芽が目立つようになってきました。スーパーには、芽キャベツやさやえんどう等の豆類、ふきのとう等、若い緑色の野菜も目に留まるようになってきました。

私個人の今年の目標の一つとして、「家庭のごみを減らすこと」を小さく掲げています。
これは、11年間ごみ清掃に関わるごみ清掃員兼芸人の滝沢秀一さんのコラムを読んで思ったことです。滝沢さんによると、日本でごみを捨てられるのはあと「約24年」とのこと。日本人全員が一年間に出して処分されているごみの量を、日本の持つ最終処分場の容量で割ると24年でいっぱいになってしまうそうです。

ルールに従って出されたごみは、違反でなければ回収しなければなりませんが、燃やさなくてもいいのでは?と思うごみがたくさんあるそうです。
例えば「枯れ葉」。秋から冬にかけて出される枯れ葉のごみはものすごい量だそうで。確かに、公園で清掃された枯れ葉が大きな区のゴミ袋に入って積まれているのを見たことがあります。清掃した葉は土の上に置けば堆肥等資源にもなるわけで、確かに燃やす必要はないように思います。
他に、ぬいぐるみや洋服、牛乳パックや封筒類が多いそうで、我が家も子供の成長と共に増えていくぬいぐるみや洋服はリサイクルに回しますが、封筒は破って捨ててしまうことが多々あることに気づきました。牛乳パックは全国4割程度しか回収されておらず、6割は燃やされて灰になっているとのこと。封筒も意識して雑誌と一緒に古紙の日に出せばもう一度紙に生まれ変わります。

燃やすことに疑問を持ちながら、清掃員の立場としては回収しなければならないという滝沢さんの心境を思うと非常に複雑だろうなと思いました。

ちょっとした意識を変えて、気づける一年にしたいと思います。