2月28日 理事のお天気だより(斉田季実治)

私はNHKへの出勤前に、少しでも時間があると渋谷スクランブルスクエア屋上にある
渋谷スカイによく行きます。
年パスを持っているので、待たずに入れて便利。

本当は山に登ったりしたいのですが、窓ガラスを通してではなく、
360°空を眺めることができる場所は、東京は限られています。
乾燥が続いていて、きょうの空は地上付近がよどんでいました。

この冬の降水量は、太平洋側で平年の30%未満の所が多く、乾燥していて火災の発生が多くなっています。
岩手県大船渡市で発生した山林火災は、延焼が続いて避難も長期化してきました。

山林火災の件数は、平成30年~令和4年の5年間の平均で1年間に約1.3千件、焼損面積は約7百ヘクタール、損害額は約2.4億円となっています。
また、約7割が冬から春(1月~5月)にかけて集中して発生しています。

この原因として、

① 冬は森林内に落ち葉が積もって燃えやすい状態になっていること
② 風が強いこと
③ 特に太平洋側は乾燥すること

といった自然条件があり、これが重なるためです。

さらに春先は、行楽や山菜採りのために山に入る人が増加するほか、農作業に由来する枯草焼きなどが山林に飛び火することも原因だといえます。

この時期は、繰り返し火の取り扱いに注意を呼びかける必要がありますね。

【参考】林野庁/山火事予防!!:林野庁

担当理事:斉田季実治