1月15日理事のお天気だより(渡部圭吾)

全国的に寒の内らしい寒さの所が多いですが、
12日(日)には千葉県の銚子で初雪を観測、
残すは静岡のみとなりました。

『千葉・銚子で初雪を観測 未発表、残すは静岡のみ』
(ウェザーニューズ記事)
https://weathernews.jp/s/topics/202501/120085/

温暖な地域ですので特に驚きはありませんが、
周りから取り残された感があり、寂しいですね~(笑)


↑ポツンと初雪の話題から取り残された静岡地方気象台
 (静岡県静岡市駿河区・12日)

近年の静岡の初雪観測を調べてみました。
去シーズン(2024年)と2019年には『初雪なし』
あまりにも寂しすぎます。

静岡県の北側には3000m級の高い山々がそびえているため、
寒気が流れ込みにくく、なかなか雪が降りません。

そんな中でも、静岡県で雪が降るパターンは3種類あります。
南岸低気圧では山地、冬型では西部で雪が降りやすく、毎年機会はあります。
ただ静岡市に限ると、①南岸低でも気温が高くて雨、②冬型でも雪雲が届かず晴れ、
③はなかなかチャンスが来ない。
ということで、静岡市は県内でも特に雪が降りにくい地域です。

積雪ですが、静岡地方気象台では、
2001年2月16日に3センチを観測して以来、
かれこれ24年間も雪が積もっていません。

★このニュース中盤で3センチ積雪時の様子が映っています。
静岡では雪が舞うだけでトップニュースです。
https://www.youtube.com/watch?v=LJ-PlQTugR4

ちなみに、静岡地方気象台には他の地台と同様に
積雪計が設置されています。
果たして観測する日は来るのでしょうか(笑)

今回もお読みいただきまして、ありがとうございました。

担当理事:副理事長 渡部圭吾