関西支部の蓬莱大介です。
先週土曜に日吉ダムの見学会を行いましたので、報告させていただきます。
今回、藤森さんの紹介で水資源機構広報課の石山様から日吉ダム管理署の野呂様をご紹介して頂きました。
当日は所長の今井様、次長の脇本様、課長の松尾様、危機管理監の青山様(前所長)に案内・勉強会をしていただきました。
最寄り駅まで車で送り迎えをしてくださり、ダムの管理室まで特別に入らせていただきました。
日吉ダムは、昭和35年の京都水害をうけ、平成10年に完成し、今でおよそ20年たちます。観光ダムとして成功しており、年間で60万人の方が来られます。
スプリング日吉というレジャー施設が隣接しており、レストランや温泉もあります。
「開かれたダム」ということで、コンクリのダムの中に空洞がありそこで学習できるようにもなっています。中は、10℃くらい温度が低いです。
食事は、ダムカレーをいただきました。
施設内のお土産屋さんで「ゆっぴ~」というゆるキャラのタオルやキーホルダーをプレゼントしていただきました。
勉強会は、そもそもダムとは?から始まり、ダムの役割を勉強しました。そして、平成25年台風18号(全国初特別警報が出た事例)の際に、貯水率が370%までいき、洪水時最高水位をいう限界基準を87センチオーバーするまで水をためました。その後、放水したのですが、当時のマスコミにダムの放流が水害を招いたのではと誤報を流されました。
そのあたり実際は、
・ダムが洪水時最高水位を超えても3時間粘ったおかげで、水害を軽減できた
・ダムが流木を食い止めて被害を軽減できた
・浸水や洪水の原因は、”広域で”記録的な大雨(400超/24h)(100年に1度レベル)が降ったことによる。嵐山の流量の95%は、ダム以外の所から。ダムの放水による影響は5%。
ざっくりとした内容報告ですが、
キャスターとしてダムの役割や正しい知識を得て大変有意義な勉強会となりました。
スケジュールがタイトになってしまい、あまりゆっくりできなかったのが残念なくらいで、それくらい有意義であっという間の時間でした。