2月15日 理事のお天気だより(斉田季実治)

今週のお天気だよりは、斉田季実治がお送りします。
季節外れの暖かさが続いていますが、きょうの東京は南風が強まっています。
上空の風が強いときに現れるレンズ状の雲も見られます。
関東などで春一番の発表があるかもしれません。

私は毎朝、ベランダにでて空を見上げています。
昨日予想したイメージ通りの空や雲、体感が正しかったのか確認するためです。
空を見上げるのは気象予報士にとって楽しみであり、大事なことだと思っていますが、
気象庁では目視観測通報の自動化が進められています。

これまで気象官署では、気温、風、雨量、日照などを自動で観測するとともに、晴れや曇りなどの天気や大気現象、視程については、職員が目視で観測してきました。
しかし近年、気象レーダーや気象衛星等による観測によって総合的に大気の状態を把握できるようになったとして、平成31年2月1日から目視観測の自動化が進められています。
この春には、札幌、仙台、名古屋、新潟、広島、高松、福岡、鹿児島、沖縄も自動化し、目視観測をするのは東京と大阪のみになる予定です。
時代の流れなのかもしれませんが、本当にこれで良いのか?と思ってしまうのは、私が古い人間の部類に入ったからなのでしょうか。皆さんのご意見もお聞きしたいです。