こんにちはお天気だよりです。
今週の担当は寺川です。
最近、研究者の方々と気候変動について考えるという機会がありました。
研究者といっても気象の専門家だけではありません。光工学、音響工学、バイオメカニクス、海洋学などさまざまです。
大喜利をしながらお題について考えようというものです。
そのお題のひとつに
「2050年、台風・豪雨などの天候をある程度コントロールする驚きの技術が。どんな技術?」
とありました。
台風については「海を攪拌して海水温をコントロールすればいいんじゃない?」という意見で盛り上がりました。
しかし海水温を操作することによる生態系への影響を海洋学の研究者が詳しく話してくれました。
さらに気象の研究者から「台風の中心に氷を大量に投入する」という驚きの試みがあると聞きました!
私はエアコンみたいな装置で風のシアーを作り綺麗な渦巻きを壊すことはできないかな?と思いました。
また豪雨に関しては「雲を発達させない仕組みを作ればいい」
という意見が出て、それが超音波によって実現できないのかなど盛り上がりました。
私は光や音の技術はよくわかりませんが、専門家が自分の研究内容を踏まえて、こんなことやあんなことができるかも?
と意見交換している様子にゾクゾクしました。
こういう実現の可能性を顧みずに意見し合うところから世紀の大発見!とも言える技術が生まれるのかもしれません。
柔軟な思考力を身につけていきたいと強く思った貴重な機会でした。
担当:理事 寺川奈津美